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朧げな何か

無意識にアクセスしたいと歩き回る日々

「オダイ」とは何か



「白高大神」という心霊スポットとして有名な廃神社の名前は知っていても、その廃神社を建立した「中井シゲノ」について知る人はあまりいない。ネットで検索しても、「白高大神」の心霊スポット体験記事か、『神と人のはざまに生きる―近代都市の女性巫者』という中井シゲノに関する書籍の紹介記事しかヒットしない。

神と人のはざまに生きる―近代都市の女性巫者

神と人のはざまに生きる―近代都市の女性巫者

近場にある図書館には蔵書されておらず、中井シゲノについてもっと知るには上記の本を買うしかない。ということでなけなしのお金を出して決して安くはない書籍購入。

「オダイ」とは

中井シゲノは「オダイ」である。オダイとは一体何か?

自らの身に天下る神の言葉を伝える者のこと

神と人のはざまに生きる―近代都市の女性巫者 | アンヌ ブッシイ, 鈴木 正崇 | 本 | Amazon.co.jp

シャーマン、巫女、祈祷師といったものだと考えて良い。オダイは新興宗教によく見られる教祖の別称といったものではなく、

巫女や巫覡に類する者のうち、稲荷神を祀り、憑依によってその託宣をくだす男女をこのようによびならわす

神と人のはざまに生きる―近代都市の女性巫者 | アンヌ ブッシイ, 鈴木 正崇 | 本 | Amazon.co.jp

「オダイ」という名称は中井シゲノが作り出したものではなく、稲荷神を自らの身に憑依させ託宣をくだすことができる巫女や巫覡の数だけオダイがいるのだ。稲荷神の代理人(お代)、稲荷神が依り憑く台場(お台)→オダイか。西日本、特に関西地方でよく用いられている名称らしい。

1991年に逝去した中井シゲノだが、今でもどこかでオダイと呼ばれる人々が稲荷神の託宣を伝えているはず。