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朧げな何か

無意識にアクセスしたいと歩き回る日々

まるで囚人のように見えた猿石



飛鳥の石造物、といわれる謎の巨石群。古墳用の石室パーツの失敗作だといわれているものが多い中、

とりわけ謎とされてきたのが、欽明天皇陵側にある吉備姫皇女王墓に据え置かれた四体の「猿石」という存在。

何でも明治期にこの場所に据え置かれたらしく、この卑猥なポーズをとる猿石が吉備姫皇女王と関係があるかといえば……かなり怪しい。そもそもここが吉備姫皇女王の墓である確証もない。

猿石を眺めて小一時間

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鉄柵の向こうでくつろぐ猿石四体はまるで囚人のように見えた。「看守」の私に太々しい態度をとる者、ゴマをすってくる者、目を合わせようとしない者などなど。そういえば一体、ここから遠く離れた高取城跡にもお仲間ではないかといわれている石像が。

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近辺の田畑の合間には、当たり前のように巨大石造物が「放置」されていた。

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よく分からない吉備姫皇女王という存在

吉備姫皇女王のこともついでにネットで調べてみると、これが猿石と絡めた記事しかヒットしない。欽明天皇の孫で、皇極天皇斉明天皇)、孝徳天皇という二天皇の実母だったということくらいか。

オカルトチックな下記のような書籍にも手を出し調べるも、祈雨の効果があり過ぎて五日間大雨を降らせてしまった皇極天皇の巫女的な資質は、母の吉備姫皇女王の血を受け継ぎ利用したから、みたいな。

霊能者・寺尾玲子の新都市伝説 闇の検証 第三巻 古代?飛鳥?奈良時代編

霊能者・寺尾玲子の新都市伝説 闇の検証 第三巻 古代?飛鳥?奈良時代編

「死者を霊視する」というスタンスのオカルトチックな本だが、それ以外の史跡紹介は至って普通だった。以上脱線。

なお、彼女の夫は茅渟王茅渟王の父が非蘇我系の押坂彦人大兄皇子。この押坂彦人大兄皇子がまた謎多き人物ながら興味深い面も多々ある御人でして。

「水派宮」を拠点にかなりの財政的基盤を有していたとのことで、この財政的基盤が孫の中大兄皇子天智天皇)に引き継がれたのではないかとされている。