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朧げな何か

無意識にアクセスしたいと歩き回る日々

悪徳新興宗教の教祖のハシリか?大生部多とかいう人物



中島らものオカルトエンターテイメント小説で漫画化もされた『ガダラの豚』の主人公・大生部多一郎。アル中の民族学者である彼の祖先とされているのが、「大生部多」という飛鳥時代の人物。

大生部多は「大生部」が苗字で「多」が名前。「おおうべ の おお」と読むらしい。wikiの記述を読む限り、現代における悪徳新興宗教の教祖のハシリかと思われるような人物。

駿河国の不尽河(富士川)辺の人。皇極天皇3年(644年)にタチバナやイヌザンショウにつくカイコに似た虫(アゲハチョウ、一説にはシンジュサンの幼虫)を常世神であると称し、それを祀れば貧しい者は富み、老いた人は若返ると吹聴した。そのため、人々は虫を台座に安置し、舞い踊り家財を喜捨して崇め、往来で馳走を振る舞い、歌い踊り恍惚となり富が訪れるのを待った。 やがてこの騒動は都のみならず周辺の地方にも波及し、私財を投じて財産を失う者が続出して社会問題となる。

大生部多 - Wikipedia

人々は「常世虫」を採ってきて清座に祀り、歌い舞い、財産を棄捨して福を求めた。しかし、全く益することはなく、その損害は甚大だった。ここにおいて、山城国の豪族・秦河勝は、民が惑わされるのを憎み、大生部多を討伐した。巫覡等は恐れ、常世神を祀ることはしなくなった。

常世神 - Wikipedia

「常世虫」とかオカルト好きにはたまらないキーワードではあるが、この常世虫、アゲハチョウの幼虫のことではないかといわれている。

個人の欲求のみを追求する宗教の登場というエポックメイキング的な事象としてとるのか、単なる養蚕と深い関わりを持つ秦氏との既得権益争いとみるかは、「あなた次第です」ということか。

ガダラの豚〈1〉 (集英社文庫)

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ガダラの豚〈2〉 (集英社文庫)

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ガダラの豚〈3〉 (集英社文庫)

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