朧げな何か

無意識にアクセスしたいと歩き回る日々

坂道を坂道らしく撮影するのは案外難しい



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せっかく苦労して登った坂道を一枚写真に収めておきたいと願うのが人情というもの。しかし、写真にしてみると肉眼で見ていた坂道とはまるで違う風景が写っていた、なんてことも。

多くの場合、「あれっ?僕の登ってきた坂道はもっとハードだったのになあ」という落胆写真。

  • 写真というものの性質
  • 目線と構えたカメラ位置との差異
  • 撮影場所
  • 感覚と実風景とのズレ

など原因は色々と考えられる。下記の写真のように、坂道の端に寄って坂道を斜めから捉える感覚で撮影すると、たいした斜度の坂道ではないが、何となく坂道っぽく写っているようにも感じられる。

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反対に、坂道の真ん中から正対して撮影すると、結構な下り坂もこのように上り坂のようにも見えてしまう。

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肉眼ではハードな下り坂以外のなにものでもない風景が、写真にすると上り坂……「自然主義写真は死んだ」と言い残し写真家を辞めてしまったピーター・ヘンリー・エマーソンの気持ちが少しは分かるような気がした。

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